大谷翔平、球宴初打席は二ゴロ 相手ベンチに笑顔で手を振る、史上初リアル二刀流
日本人選手のMVP受賞となれば2007年イチロー以来2人目の快挙
■ナ・リーグ ー ア・リーグ(日本時間14日・デンバー)
大リーグのオールスター戦は13日(日本時間14日)、ロッキーズの本拠地クアーズ・フィールドで開催された。エンゼルスの大谷翔平投手は「1番・指名打者」兼先発投手を務め、初回の第1打席は3度のサイ・ヤング賞右腕・シャーザーと対戦し、二ゴロだった。打席に入る前にはナ・リーグのベンチに手を振るなど、笑顔も見せた。
大谷はメジャー4年目で初のオールスター出場。オールスター戦での“投打同時出場”は史上初で、降板後もDHとして出場できる特別ルールが採用された。日本人選手の1番起用は2010年イチロー(マリナーズ)以来11年ぶりで、日本人投手のオールスター先発は1995年野茂英雄(ドジャース)以来26年ぶり。いずれも2人目だ。日本人選手がMVP受賞となれば、2007年イチロー以来14年ぶり2人目の快挙となる。
日本人初出場となった前日12日(同13日)のホームランダービーはナショナルズ・ソトと激戦の末に初戦敗退した。試合前にはレッドカーペットショーに参加。濃紺ジャケット、白のTシャツ、白のスニーカーとファッションモデルのような着こなしを見せ、大谷は「ナショナル・リーグのトップの選手とやる機会はそんなにない。貴重な経験かなと思います。勉強も出来ると思うので、楽しみにしています」と意気込んでいた。