上原・田澤の所属するレッドソックスがランキング1位に
上原浩治は胴上げ投手になれるのか?
米全国紙USAトゥデーは10日付の紙面で、現時点でのメジャーリーグの「パワーランキング」を掲載し、上原浩治、田澤純一が所属するレッドソックスが1位に輝いた。
「パワーランキング」は同紙の野球担当記者による投票で決まるもので、純粋に現在最も強いと見られているチームがどこか分かる。レッドソックスは最激戦区のア・リーグ東地区の首位を独走中で、先週末には宿敵ヤンキースに敵地で3勝1敗と勝ち越し、力の差を見せつけた。打線は活発で、守護神の上原が抜群の安定感を発揮しており、中継ぎの田澤も奮闘するなど勝ちパターンが確立されている。
同紙は「(リードオフマンの)ジャコビー・エルズベリーが右足骨折で離脱しているが、クレイ・バックホルツは戻ってくる」と、シーズン序盤にチームを牽引し、その後は負傷で離脱していた先発右腕の復帰をプラス材料に挙げている。
また、2位にランクインしたのは「6月22日から53勝17敗の成績を残している」ナ・リーグ西地区首位のドジャース。3位にナ・リーグ西地区首位のブレーブス、4位にはア・リーグ中地区首位のタイガースが入っている。
日本人所属チームでは、ダルビッシュ有のレンジャーズが8位。ア・リーグ西地区で首位の座を明け渡したアスレチックスは6位となっており、地区Vへ向けてやや不利とされている。また、イチロー、黒田博樹のヤンキースは13位。ワイルドカード争いでライバルのレイズ、オリオールズ、インディアンスが10~12位につけており、こちらもプレーオフ進出が危ういと見られているようだ。
このランキングに従えば、現時点でワールドシリーズ制覇に最も近いのはレッドソックスということになる。上原が世界一の“胴上げ投手”になれるのか、激戦の行方が注目される。
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