ボテボテのゴロを“場外トス”で3失点… まさかの珍プレーに「こんなの見たことない」
メッツのウォーカーは際どい打球をファウルと判断、ボールを放り出してしまった
■メッツ 7ー6 パイレーツ(日本時間19日・ピッツバーグ)
ファウルライン近くに転がったボテボテのゴロをファウルと判断して、投手はボールをファウルゾーンに放り出したが、球審の判定はフェア。ボールが転がる間に満塁の走者が全員生還するという珍プレーが起きた。
メッツのタイワン・ウォーカー投手は18日(日本時間19日)に敵地で行われたパイレーツ戦に先発したが、1回に3点を奪われ、なおも1死満塁のピンチを招いていた。ここで8番ケビン・ニューマンが放った打球は三塁線近くへボテボテのゴロ。ボールに向かったウォーカーはファウルと判断し、グラブでボールをファウルゾーンにトスして放り出した。ところが、球審の判定はフェアだった。
ボールが三塁側のネクストバッターサークル付近に転がる間に3人の走者は相次いで生還。ボテボテのゴロで3点が入ってしまった(記録は投手内野安打とウォーカーの失策)。実況が「フェアだ! フェアだ! フェアだ! 信じられるか? まだインプレーだ! パイレーツが3得点! 我々は全部目撃した!」と絶叫するほどの珍プレーだった。
メッツのルイス・ロハス監督はこの判定に激高。球審に猛抗議をして退場処分になった。MLB公式サイトによると、同監督が審判に説明を求めたところ「リプレーできないプレー」として拒否されたという。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」が公式ツイッターにこのプレー動画を投稿すると、ファンは反応。「どうしてウォーカーは何もせず突っ立ってるんだ?」「ボールをトスするんじゃなくてキャッチすればよかったのに」「これは100%フェア」「ボールを押し出して何をやっているんだ?」「こんなプレーは見たことない」と、困惑するコメントが多く寄せられていた。