大谷翔平も首傾げて険しい表情 “誤審疑惑”に解説も苦言「30cmは離れていた」
グビザ氏「ショウヘイはストライクじゃないと分かっている様子」
■アスレチックス 6ー0 エンゼルス(日本時間21日・オークランド)
エンゼルスの大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、敵地でのアスレチックス戦に「2番・指名打者」で出場し、3打数無安打3三振に倒れた。快音から遠ざかったのには、球審のバラついた判定に泣かされた側面も。外角に外れて自信を持って見送ったボールがストライクと判定された“誤審疑惑”に、現地解説も「際どい球ですらありませんでした」と苦言を呈した。
7回2死二塁で迎えた第4打席だった。1ボールから投じられた77マイル(約124キロ)のスライダーはボール2個分外れたと思われたが、判定はストライク。大谷は眉間にシワを寄せ、険しい表情に。さらに2ボール1ストライクの4球目にもほぼ同じコースにスライダーが来たが、またもストライク。打席で首を傾げて不服の表情を見せた大谷だったが、最後は空振り三振に倒れた。
地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」で解説を務めたエンゼルスOBのマーク・グビザ氏は、この疑惑の判定を看過できなかったよう。2球目に対し「今の球は1フィート(約30.5センチ)ほどプレートから離れていました。際どい球ですらありませんでした。ショウヘイは礼儀正しくいなきゃっと見ているだけですが、ストライクじゃないと分かっている様子です」と言い切った。
さらに4球目に対しても「またプレートから離れた球がストライク判定です。この打席で2つ目です。(球審の)ビル・ミラーは2つともミスしました」と強調。不満たらたらのようで「もしもう少し内に入ったらそれは失投になるでしょう。この2球は際どい球ですらありませんでした」と球審に物申していた。