市原ポニーがサヨナラで愛知稲沢下し8強 ポニーリーグ第47回全日本選手権

サヨナラ勝ちした市原ポニー【写真:中戸川知世】
サヨナラ勝ちした市原ポニー【写真:中戸川知世】

殊勲の中村理貢「少年野球時代からサヨナラを打つのは初めて」

■市原ポニー3X-2愛知稲沢ポニー

 ポニーリーグ(中学硬式野球)の第47回全日本選手権は23日、東京都の江戸川区野球場など各地で大会2日目が行われた。市原ポニーが3X-2のサヨナラで愛知稲沢ポニーを下し、8強進出を決めた。

 殊勲の一打を放ったのは「3番・一塁」で先発した中村理貢(3年)だ。2-2の同点で迎えた9回、1番からの好打順は先頭の小早瀬俊(3年)が右前打で出塁し、2番の松岡春喜(3年)がきっちり送って1死二塁。「前のバッター2人が続けてつないでくれたので、打ちたかった」という井上がフルカウントから右前に運び決着をつけた。

 身長184センチの長身。両手を突き上げて思い切り喜びを表した。「少年野球時代からサヨナラを打つのは初めてです」と笑う。締まった好ゲームを制し「公式戦を簡単に勝つのは難しい。無駄なミスをしないように」とのゲームプランは「完璧でした」。大きな手ごたえをつかんだ1勝だった。

 先発投手の橋本泰成(3年)は、初回に先制を許したもののテンポの良い投球で、球数制限で降板するまでの5回0/3を被安打3本、2失点。「点を取られたのは焦ったけど、仲間が取り返してくれた」とバックに感謝した。投手陣は常に「1点でも少なくつないでいく」ことをテーマに掲げており、実践した格好だ。

「全日本で勝てるところまで行きたい」と中村。目標は練習中にも皆が口にしてきたという。チームは結束力を高め頂点へ挑む。

(Full-Count編集部)

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