菊池雄星、自己最多12奪三振に手応え チェンジアップとの緩急に「引き出しになる」
「個人的にもこういう攻め方ができるのは収穫」
■マリナーズ 4ー3 アスレチックス(日本時間24日・シアトル)
マリナーズの菊池雄星投手は23日(日本時間24日)、本拠地でのアスレチックス戦に先発し6回6安打3失点、自己最多12奪三振の力投を見せた。勝敗こそ付かなかったが試合後は「また一つの引き出しになるんじゃないかと思う」と手応えを口にしていた。
これまでの投球スタイルとは違い、チェンジアップを有効に使った。3回、4回にソロを被弾、5回は2死一塁からキャンハに左翼線へ適時二塁打を浴び、同点に追いつかれたが大崩れすることなく最少失点で凌いだ。最速156キロをマークするなど直球に力強さが戻り、チェンジアップとの緩急で打者を翻弄する姿はさすがの投球だった。
風邪などで体調を崩し、前回登板のエンゼルス戦では5回9安打7失点と崩れたが、1週間で復調。「球が戻れば必ず結果が出ると思っていた。いつ戻るか、今日戻って良かった。緩やかに戻るかなと思っていたが、想像以上に早く戻った」と笑顔を見せた。
打者の反応を見ながら配球面も変化させ「攻め方がだいぶ違った。これまで一番多かったカットボールが一番少ない。その中でチェンジアップ、スライダー、ストレートの高め多く使ったり違った攻め方ができた。また一つの引き出しになるんじゃないかと思う」と自信を得た様子。
自己最多の7勝目は次戦へお預けとなったが「個人的にもこういう攻め方ができるのは収穫。今までと違ったものをこれから出せるんじゃないかと思う」と手応えを口にしていた。
(Full-Count編集部)