ヤンキースが宿敵に屈辱的敗戦 快挙目前からの采配ミスに辛辣NY紙「崩壊」「想像し難い」

勝ち越し犠飛を許したヤンキースのサック・ブリットン【写真:Getty Images】
勝ち越し犠飛を許したヤンキースのサック・ブリットン【写真:Getty Images】

ヘルマンが7回まで無安打投球も8回に初被安打、継投が裏目に…

■Rソックス 5ー4 ヤンキース(日本時間26日・ボストン)

 ヤンキースは25日(日本時間26日)、敵地で宿敵レッドソックスに屈辱的な敗戦を喫した。先発のドミンゴ・ヘルマン投手が7回まで無安打投球。4点リードで迎えた8回先頭に初安打を許したところで継投に入るも、2番手投手が打ち込まれて一挙5点を奪われ、大逆転負けを喫した。この敗戦で地区首位のレッドソックスとのゲーム差は9に。地元メディアはヤンキースが「崩壊」と断じ、「この結果は想像し難い」と酷評している。

 まさに悪夢のようなゲームだった。ヘルマンが7回まで無安打1四球10奪三振の快投を演じ、4点リードで8回裏の守備へ。ノーヒットノーランの期待が膨らんだところで、先頭のベルドゥーゴに初安打を許すと、試合の流れは一変する。ここでマウンドに上がった2番手ジョナサン・ロアイシガ投手が大誤算。4連打を浴びて1点差に迫られてしまう。無死二、三塁で3番手ザック・ブリトン投手が登板するも内野ゴロの間に同点、そしてボガーツに勝ち越しの犠飛を許して万事休した。

 宿敵に喫した大逆転負けを地元メディアは酷評。NY紙「ニューヨーク・ポスト」は「レッドソックスに痛恨の敗戦でヤンキースが崩壊」との厳しい見出しで伝えた。記事は「ヘルマンがどれだけ素晴らしい投球をしたかを考慮すると、この結果は想像し難いようだ」と指摘。「説明するとすれば、最高な気分から一気に転げ落ちた感じ。何がどうやって起きたのか、頭の中で整理することさえ難しい」というヘルマンのコメントを報じた。

 ニュージャージー州最大のメディア「NJ.com」は「ヤンキースがレッドソックス戦の終盤に炎上し、ヘルマンのノーノー目前の投球を台無しにする」と報じた。これでヤンキースの今季成績は51勝47敗。勝ち越してはいるもののなかなか上昇気流に乗れず、首位レッドソックスの背中は遠のくばかりだ。

(Full-Count編集部)

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