侍ジャパン、2連勝で準々決勝進出　山田3ラン＆坂本ソロでメキシコに快勝、A組1位通過

山田が2安打4打点＆甲斐が3安打1打点、森下は5回2失点好投

■日本 7ー4 メキシコ（31日・グループリーグ・横浜）

　東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」は31日、横浜スタジアムで行われたメキシコ代表戦に7-4で快勝し、グループ首位通過を決めた。1点をリードして迎えた4回に山田哲人内野手（ヤクルト）に3ランが飛び出してリードを拡大。グループリーグ2連勝でA組1位が決定し、決勝トーナメントは8月2日にB組1位と準々決勝を戦うことになった。

　初回に先発の森下暢仁投手（広島）が1点を先制されたが、2回に甲斐拓也捕手（ソフトバンク）の適時打で同点。3回には浅村栄斗内野手（楽天）のゴロを相手投手が弾く間に、三塁走者の坂本勇人内野手（巨人）がヘッドスライディングで本塁を陥れて勝ち越しに成功した。

　1点をリードして迎えた4回には、1死から村上宗隆内野手（ヤクルト）が中前安打、甲斐が左翼線への安打と連打でチャンスを拡大。1死一、三塁とすると山田が左翼スタンドへ今大会の侍ジャパン初本塁打となる3ランを放ってリードを広げた。7回には坂本にも左翼スタンドへのソロ。8回には山田が適時打を放って加点した。この日は山田が2安打1本塁打4打点、甲斐が3安打1打点と打線を牽引した。

　先発の森下は先制こそ許したものの、2回以降は安定した投球を披露。4回に併殺打の間に1点を失い3点差とされたものの、5回5安打2失点と好投した。6回からは伊藤大海投手（日本ハム）が2イニングを無失点。8回に平良海馬投手（西武）が元オリックスのメネセスに2ランを浴びたが、9回は栗林良吏投手（広島）が締めてリードを守った。

　2連勝でA組1位通過を決めた侍ジャパン。準々決勝は2日の19時開始予定。31日の19時から対戦する韓国とアメリカの勝者が相手となる。