侍J稲葉監督、山田の3ランが「勇気を与えてくれた」 2連勝で準々決勝進出決める

4回に3ランを放った侍ジャパン・山田哲人【写真:Getty Images】
4回に3ランを放った侍ジャパン・山田哲人【写真:Getty Images】

先発の森下は5回2失点「暑さの中でよく投げてくれた」

■日本 7ー4 メキシコ(31日・グループリーグ・横浜)

 東京五輪の野球日本代表「侍ジャパン」は31日、横浜スタジアムで行われたメキシコ戦に7-4で快勝し、グループ首位通過を決めた。グループリーグ2連勝でA組1位が決定。試合後、テレビインタビューで稲葉篤紀監督は「効率よく点が取れたと思います」と7点を奪った打線を称えた。

 初回、先発の森下暢仁投手(広島)が1点を先制されたが、2回に甲斐拓也捕手(ソフトバンク)の適時打で同点。3回には浅村栄斗内野手(楽天)のゴロを相手投手が弾く間に、三塁走者の坂本勇人内野手(巨人)がヘッドスライディングで本塁を陥れて勝ち越しに成功した。

 1点をリードして迎えた4回には、1死から村上宗隆内野手(ヤクルト)が中前安打、甲斐が左翼線への安打と連打でチャンスを拡大。1死一、三塁とするとが山田の3ランでリードを拡大。稲葉監督は「哲人の3ランがチームを勇気づけるホームランだったと思います。勇人にも1本出ましたし、効率よく点を取れたと思います」と目を細めた。

 先発の森下暢仁投手は先制点を許したものの、5回を投げて2失点と試合を作り、指揮官も「先発の森下が先制点はとられましたけど、その後しっかり抑えてくれた。暑さの中でよく投げてくれた」。2連勝でA組1位を決め、2日の準々決勝へと進出。相手は19時から対戦するアメリカと韓国の勝者に。稲葉監督は「相手はどこになるか分からないですけど、我々の野球を1つ1つやっていきたいと思います」と語っていた。

(Full-Count編集部)

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