世界一に懸けるダルビッシュを指揮官評価「その姿勢と才能の共存がいい」
オープン戦2度目の登板も順調、ブログで「この先楽しみです!」と報告
オフに6年1億2600万ドル(約134億2200万円)の大型契約を結び、カブスの一員となったダルビッシュ有投手。新天地で迎える開幕に向けて調整を続ける日本人右腕は、11日(日本時間12日)の敵地アスレチックス戦でオープン戦2度目のマウンドに上がり、3回1/3を投げて4安打5奪三振1四球2失点(自責2)の内容だった。降板後にブログを更新し「今のところかなり順調なので、この先楽しみです!」と報告したが、カブスのマドン監督も満足な様子だ。球団公式サイトが伝えている。
2016年に108年ぶりに世界一に輝いたカブスは、今季再び頂点を目指している。昨季ドジャースでワールドシリーズを経験したダルビッシュもまた、あと一歩で届かなかった世界一を目標に掲げている。頂上決戦に狙いを定め、そこまでの道のりを一歩一歩進む右腕について、マドン監督は「ダルビッシュは今、非常にモチベーションが高まっていると思う。もう少し証明するべきものがあると思っているのだろう。その姿勢と才能が共存しているのがいいじゃないか」と絶賛。昨季ワールドシリーズでは思い通りのパフォーマンスができなかったことに触れながら、「カブス流は少し違うかもしれないが、いい意味で違った結果になる可能性がある。私は彼に信頼を置いているよ」と語ったという。
マドン監督によれば、ワールドシリーズ制覇に向けて選手は何か別のことをする必要はない。指揮官は「決まったやり方を1年貫いたら、10月が来ても、11月が来ても、同じ姿勢を貫いて、別のことをしようとするべきじゃない」と話し、普段と変わらぬ姿勢を求めたそうだ。
アイディアマンかつ知将として知られるマドン監督のアプローチに、ダルビッシュも心地よさを感じているようだ。オフに移籍先の条件として「世界一を狙えるチーム」であることを掲げ、それがカブスを選んだ理由の1つでもあることを明かしている。だが、今ではカブスのメンバーであることが、自らを駆り立てるモチベーションになっていると話したそうだ。
伝統のチームで迎えるメジャー7年目のシーズン。ダルビッシュがどんな活躍を見せるのか楽しみだ。
ダルビッシュが古巣相手にオープン戦初登板!
(Full-Count編集部)