大谷翔平の魔球は「打てないのも無理はない」 米メディアの“えぐい球種”格付け
特筆した球速と変化「プレートから数インチのところでボールが動き出す」
メジャー4年目に投打で躍動を続けるエンゼルスの大谷翔平投手。リーグトップの39本塁打を放っている打棒に注目が集まる一方、投手としてもここまで自己最多を更新する7勝を挙げている。快投を支えている要因のひとつが、打者を手玉にとるスプリット。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」では、過去3か月での「えげつない球種格付け」として、大谷の“魔球”を2位にランクインさせた。
格付けの選出基準は、球速や変化だけでなく「統計的に思わず『打てない』と叫びたくなるような球」であるかを考慮。ベスト10を選出し、1位のブルワーズ・ペラルタのフォーシームに続き、大谷のスプリットが2位に入った。その際たる理由として「平均球速が87.6マイル(約141キロ)ということで、オオタニのスプリットは今日では球界最速レベルだ」と紹介。落差については他の投手と比べて大きな差がないとしながらも「プレートから数インチのところでボールが動き出すようだ。これでは、打者が打てないのも無理はない」と特筆した。
記事によると、大谷のスプリットは今季86打数7安打で、55奪三振。2018年から通算で145打数10安打、92奪三振と傑出している。快投の裏に、宝刀あり。シーズン後半戦も、メジャー屈指の強打者たちをきりきり舞いにしている。