ロッテ安田が一時同点の犠飛「清宮は大変そうですけど、自分は大丈夫です」
速球に差し込まれない練習を開始、井口監督「ガンガン打っている成果が出た」
高校時代は「東の清宮」に「西の安田」。日本ハム清宮が病気入院の中で、ロッテの安田はしっかり結果を残した。
14日のオリックス戦(ZOZOマリン)で7回から三塁の守備に入ると、3-4で迎えた7回裏に先頭中村が中前打で出塁。オリックス2年目の快速右腕・山本の暴投で無死三塁の得点機となり、安田は真ん中高め、やや内角寄りの154キロをフェンスギリギリまで運ぶ同点犠飛でチームに貢献した。
8回に関谷が決勝のタイムリーを浴び、勝ちにはつながらなかったが「ああいう場面での犠牲フライはチームの目標でもあるので、打ててよかった」と安田。速い球に打ち負けないように、13日の試合後から室内のマシンで球速をMAXにし、さらに前めに立って150キロ級の速球に差し込まれない練習を開始していた。「速い球を居残りでガンガン打っている成果が出た」と井口監督も納得だった。
金森打撃コーチの指導で、インコースに来たボールに対して、しっかり腰で回れるようなスイングを身体に沁み込ませている。「(球の)スピード自体に戸惑うことは少なくなってきた。それに対する対応力はまだまだなんで、これからもしっかりやっていきたい。強いボールをしっかり振れるように」と、この日も試合後に室内で速い球を打ち込んだ。
15日は1軍のオープン戦はないが、安田はファームに合流してロッテ浦和球場で行われる亜細亜大との試合に出場予定。試合経験を積んでいく。「清宮は大変そうですけど、自分は大丈夫です」と頼もしかった。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)