日本ハム、中田翔の巨人移籍を発表 暴行問題で出場停止、処分は20日で解除
暴行問題の1、2軍全試合の出場停止処分も解除された
日本ハムは20日、中田翔内野手が巨人へトレード移籍することで合意したと発表した。日本ハムで暴行問題を起こし、日本ハムから受けていた1、2軍全試合の出場停止処分も20日をもって解除となる。巨人も中田のトレード加入を球団公式ホームページで発表した。
異例のトレードで再起を図る。中田は8月4日に函館千代台公園野球場(オーシャンスタジアム)で行われたエキシビションマッチ・DeNA戦の開始前、同僚に対して暴力行為を行ったことが判明。球団は試合中に球場からの退場と自宅謹慎を命じて調査を実施し、出場停止処分を科していた。
川村浩二・代表取締役社長兼オーナー代行は「暴力はいかなる社会であれ、決して許されるものではありません」とコメント。11日には野球協約第60条(1)項を適用してコミッショナーから「出場停止選手」と公示されていた。今後が注目されていた。
中田は2007年高校生ドラフト1巡目で日本ハム入りし、2011年に1軍定着。栗山英樹監督が就任した2012年から不動の4番を任され、2014、2016、2020年と3度の打点王。しかし、3年契約最終年の今季は39試合出場し、打率.193、4本塁打、13打点にとどまっていた。原辰徳監督のもとで輝きを取り戻すか。
(Full-Count編集部)