巨人に電撃トレードの中田翔、移籍1号は特大2ラン! 観戦の長嶋茂雄氏も喜ぶ
「5番・一塁」でスタメン出場、DeNA今永からズドン
■巨人 4ー4 DeNA(22日・東京ドーム)
日本ハムから巨人に電撃移籍した中田翔内野手が、22日のDeNA戦(東京ドーム)で移籍初アーチを放った。7回1死二塁で打席に立つと、DeNA先発の今永から左翼席上段へ特大2ラン。5月1日の西武戦(札幌ドーム)で増田から打って以来、実に113日ぶりの一撃だ。巨人は直後にウィーラーも左越本塁打で続き4-4の同点とし、そのまま引き分けた。
巨人での初安打が本塁打。アーチストとしての才能を見せた。中田は神妙な表情でダイヤモンドを1周。試合前に中田を直接激励し、ネット裏で観戦していた長嶋茂雄・終身名誉監督もガラスを叩いて喜んだ。中田は直後の守備につく際、スタンドに向け深々と一礼した。
21日の試合では代打出場から一塁に入り、2打席に立ち無安打。22日は「5番・一塁」で移籍後初のスタメン出場。これは日本ハム時代の6月8日の阪神戦(札幌ドーム)以来75日ぶりだった。2回の第1打席は三振、4回の第2打席は二飛に倒れていた。巨人のユニホームを着て5打席目での一発だった。9回には2死無走者で打席が回ったが、三ゴロに倒れ4打数1安打だった。
今季日本ハムでは急性腰痛などもあり、39試合で打率.193、4本塁打の大不振。8月にはチーム同僚への暴力が発覚し、出場停止処分を受けていた。20日に巨人への無償トレードが成立し、翌21日に1軍登録。出直しの一打だ。