レッズ監督は秋山翔吾を「レギュラー選手として見ている」 最大級の信頼寄せるワケ
出場直後の打球にダッシュし、見事スライディングキャッチ成功
■レッズ 7ー4 マーリンズ(日本時間22日・シンシナティ)
守備でスーパープレーを連発しているレッズの秋山翔吾外野手に、デビッド・ベル監督が最大級の賛辞を贈った。「私はショウゴをレギュラー選手として見ている」という言葉には、厚い信頼が透けて見える。
秋山は21日(日本時間22日)の本拠地マーリンズ戦の5回途中から中堅の守備に入った。二死満塁という大ピンチ、ルイス・ブリンソン外野手の打球はふらふらと内野の頭を越えた。深い守備位置を取っていた秋山は、前方に猛ダッシュしてこの打球に追いつき、スライディングキャッチ。捕球できなければ大量失点というプレーを、当然のように成功させた。
まさに“守備固め”が生きた結果に、試合後の指揮官は雄弁だった。「ショウゴの素晴らしいプレーだった。良い一歩目を切っていたし、傑出したプレーだ。(あのプレーがなければ)その後何が起こっていたかわからなかった」と称賛の言葉を並べた。さらに「ベンチから出たばかりだったからより難しかったはずだが、ショウゴは常に準備を怠らず、チームを助けるために良い仕事をしてくれた」と、秋山に信頼を寄せる理由を口にしている。
秋山はレッズ2年目の今季、76試合に出場し打率.211。途中出場も多いのが現実だが、グラウンドに立つ準備を怠らない。ベル監督は「私はショウゴをレギュラー選手として見ている。ベンチからそれを証明するようなプレーを何度も見せている。彼は出場したがっているが、役割を理解し、いつでも準備ができている」と、秋山をこれからも様々な場面で“切り札”として起用する意向のようだ。
ファンからも認められる存在だ。このプレーをレッズが公式ツイッターで紹介すると「試合を救ったプレー」「ゴールドグラブ」「勝負強い」「文字通り試合を救ったプレーだった」といくつものコメントがついた。さらに「デビッド・ベルの成功」と絶妙な交代タイミングをたたえるものも。指揮官にとってみればしてやったりだろう。
(Full-Count編集部)