打者はなす術なし? 大谷翔平、緩急差45キロの“遅球”は「吐き気がするほど凄い」
4番のサンタンダーに投じたこの日唯一のカーブ
■オリオールズ 10ー6 エンゼルス(日本時間26日・ボルティモア)
25日(日本時間26日)に敵地で行われたオリオールズ戦で9勝目を逃したエンゼルスの大谷翔平投手。5回を投げて5安打4失点と粘投した二刀流右腕が投じた球速差約50キロの遅球を投じて米ファンの注目を集めた。
初回に2本の本塁打を浴びるなど、自身のキャリアで初めて1試合3本塁打を許した大谷。それでも、7つの三振を奪う粘りの投球を披露した。味方打線の援護もあって、5回4失点で9勝目の権利を持って降板した。
その右腕が4回、4番のサンタンダーに投じた1球を「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が注目。69.3マイル(111.5キロ)で投じられ、ストライクとなった緩いスローカーブを「ショウヘイ・オオタニ、ナイスな69マイルのカーブ」と動画で紹介した。
この日の最速は97.3マイル(約156.6キロ)と、ストレートとは実に45キロ超の緩急がある大谷のスローカーブ。強烈な緩急には、あえなく打者も見逃すしかなく、ファンからは「いい投球」「吐き気がするほどすごい」などのコメントが寄せられていた。