2週間ぶり登板のダルビッシュに指揮官「状態は良い」 腰の張りからの復調を実感
腰と股関節の張りから復帰し先発、6回を投げ4失点
■ドジャース 4ー0 パドレス(日本時間27日・サンディエゴ)
パドレスのダルビッシュ有投手が26日(日本時間27日)、本拠地サンディエゴで行われたドジャース戦に先発、6回4失点でシーズン8敗目(7勝)を喫した。腰と股関節の張りのため、12日(同13日)のダイヤモンドバックス戦以来2週間ぶりとなった登板を、パドレスのジェイス・ティングラー監督は「状態は良く、問題なく感じているようだ」と前向きにとらえている。
ダルビッシュは1回、2回と3人ずつで抑えたものの3回、バーンズに左中間へ2ラン本塁打を許すなど3失点。4回にもベリンジャーの右犠飛で1点を失った。ただ5回、6回は再び3人ずつで打ち取り、打者6人から4つの奪三振。イニングごとに波のある結果だった。
指揮官はこの投球について「最初の2イニングは非常に良いと思った。どういうわけか3回から感覚と制球を少し失ってしまったが投げぬいた。たった1イニングだけ制球を少し乱してしまったが、彼の5回と6回の乗り切り方には満足している」と振り返る。ダルビッシュは12日のダイヤモンドバックス戦を腰の張りのため3回途中で降板、15日(同16日)には10日間の故障者リスト入りしていた。復帰戦としては上々の内容と受け取っている様子だ。
報道陣からは、ダルビッシュがシーズン序盤の勢いを失っていることについて「MLBが粘着物質の取り締まりを強化したことが、物理的、精神的に何らかの影響を及ぼしているか?」という質問が上がったが、ティングラー監督は「ほぼ間違いなく腰と股関節の問題だろう。マウンドから下りて、投げ切ることができていない」とコンディションの問題だと指摘。「スライダーに回転をかける能力などは変わっていないし、今日の5回、6回のように体が馴染んで来たら奪三振や、シャープな投球を見ることができる。私は100%腰と股関節の問題だと思っている」と、今後の再浮上に期待を寄せていた。
(Full-Count編集部)