5回1失点と快投ダルビッシュも158キロ計時! 暴投で失点も敵打線を圧倒
4回の第2打席で右前打を放ち、三塁まで進む
カブスのダルビッシュ有投手は16日(日本時間17日)、米アリゾナ州グレンデールでの敵地ホワイトソックス戦に先発し、5回を3安打4奪三振1四球1失点(自責1)と快投した。球団公式サイトによると、この日の球速は最速98マイル(約158キロ)に達していたという。
順調に仕上がっている証の1つだろう。オープン戦3度目の先発マウンドとなったホワイトソックス戦で、4回まで三塁を踏ませなかった日本人右腕だが、球場の球速表示ではなんと98マイルを計時していたという。
5回こそ、先頭カスティーヨの中越え二塁打などで1死三塁としたところで、自らの暴投で1点を失ったが、あとは付け入る隙を与えず。打席でも、4回2死一塁の場面で右前打を放ち、後続の適時打につなげた。
試合後にブログを更新したダルビッシュは「最初3回は98マイルが出たりで調子に乗りすぎペース配分のミス+自分がヒットを打ってしまい、次打者もタイムリーで3塁まで走ったからか5回はバテたかな」と振り返った。失点の場面は「1失点はランナー3塁での暴投で入ったからちょっともったいなかったですね」。4回無死二塁から中堅アルモラJr.がアブレイユが放ったライナーを飛び込んで捕球し、併殺を完成させるなど援護も受け、「あと守備にも助けられました」と感謝を忘れなかった。
29日(同30日)の開幕まで残りわずか。「あとは体力面をシーズン通して改善していかないといけないなと感じています」と課題を掲げたダルビッシュ。今季の活躍に大きな期待が持てそうだ。