鷹・工藤監督「素晴らしい」 プロ初本塁打満塁弾含む2発6打点のリチャードを絶賛

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

プロ初本塁打が満塁本塁打はNPB史上88人目の快挙だった

■ソフトバンク 12ー4 オリックス(5日・PayPayドーム)

 ソフトバンクは5日、本拠地PayPayドームでオリックス戦を戦い、12-4で大勝した。期待の大砲リチャードがプロ初本塁打となる満塁弾を含む1試合2本塁打6打点と大暴れ。カード勝ち越しでその差を4ゲームに詰めた工藤公康監督も「大活躍でしたね。素晴らしいですね」と大絶賛だった。

 2点を先制された直後の2回1死二、三塁でプロ初打点をマークしたリチャード。4回には1死満塁のチャンスで打席へ。フルウントからの8球目、オリックス先発の増井が投じたストレートを一振りで弾き返した。打球は左翼スタンド中段へ。プロ野球史上88人目となるプロ初本塁打が満塁弾という偉業で試合をひっくり返した。

 8回の先頭で迎えた第4打席ではバルガスから左翼スタンドへのソロ本塁打。満塁弾に続く1試合2本塁打の大暴れで、この日は4打数2安打2本塁打6打点。工藤監督は「2-2になるくらいに本塁打を打つんじゃないかという雰囲気があった。素晴らしい本塁打だったと思います。詰まりそうなところで詰まらずにレフトへ持っていけるのは、パワーあるなと思いましたね」と手放しで称賛した。

 チームは12安打12得点と2試合続けて打線が爆発。今季初の2試合連続2桁得点で首位のオリックスに2勝1敗と勝ち越した。指揮官は「いい繋がりを見せてくれた。みんな『ここからだ』という気持ちが出ていた昨日と今日の試合だった。これが長く、最後まで続けられるようにしたい」と、次戦以降に視線を向けていた。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

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