MLB史上初のアフリカ出身選手ンゴエペが遊撃で美技2連発 高い身体能力証明

ブルージェイズのギフト・ンゴエペ【写真:Getty Images】
ブルージェイズのギフト・ンゴエペ【写真:Getty Images】

1イニングで2つの好守備、MLB公式もツイッターで動画を紹介

 メジャーリーグ史上初のアフリカ出身選手として話題を呼んだギフト・ンゴエペ内野手が、新天地でも奮闘している。8年間のマイナー契約を経て昨年4月にパイレーツでメジャーデビューを果たした28歳は、シーズン終了後の11月にトレードでブルージェイズに移籍。オープン戦では打率.179と苦しんでいるものの、「7番・遊撃」で先発した16日(日本時間17日)のフィリーズ戦では高い身体能力を生かした2つの美技を1イニングで立て続けに見せた。MLB公式サイトのスペイン語版ツイッターも動画付きで紹介している。

 まずは1点リードで迎えた3回。無死走者なしでアラストレの三遊間へのゴロをつかむと、体を捻りながら素早く一塁へ送球。深い位置から厳しい体勢でのスローイングとなったが、ボールをショートバウンドで一塁手のグラブに収まり、ギリギリでアウトに仕留めた。

 さらに、同じ3回の2死で迎えたヘルナンデスの打球はマウンド左へのボテボテのゴロに。今度はンゴエペが猛然とダッシュし、打球をつかむと、そのままの勢いで一塁へ“剛速球”。こちらもギリギリでアウトとした。MLB公式サイトのスペイン語版ツイッターは「南アフリカ出身のギフト・ンゴエペ、1試合で2つの好守備を披露!」と、この2つのプレーをまとめた動画を投稿している。

 昨季は二塁手としての出場が多く、28試合出場で打率.222という結果に終わったンゴエペ。課題は打撃だが、その守備力は大きな武器と言えそうだ。

【動画】高い身体能力を証明…MLB史上初のアフリカ出身選手、ンゴエペが遊撃で披露した美技2連発

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