異なるスタイルでルースに並んだイチロー “野球の神様”への思いとは

メジャー通算2873安打に到達、米メディアに語ったルースと自身の違い

 マーリンズのイチロー外野手は18日(日本時間19日)、本拠地でのダイヤモンドバックス戦に「8番・センター」で先発し、4打数2安打1四球の活躍でメジャー通算安打数を2873本に伸ばした。

 “野球の神様”と呼ばれるベーブ・ルースと並ぶ歴代42位タイに浮上。試合は延長13回の熱戦の末に2-3で敗れたが、メジャー15年目のレジェンドの“マイルストーン”はMLB公式サイトも「イチローが歴代安打記録でルースに並ぶ」と特集している。

 マルセル・オズナが個人的な事情でチームを離れたため、イチローのスタメンは急遽、決まった。厚い信頼関係で結ばれていたマイク・レドモンド前監督が前日に解任され、GMとして自らの獲得に尽力したダン・ジェニングス氏が新監督に就任する異常事態にも、レジェンドは平常心を貫いた。

 3回の第1打席では、相手先発デラロサからレフト前に2試合ぶりのヒットを放った。5回の第2打席にはサード後方に巧みに打球を運びレフト前ヒット。絶妙なバットコントロールを武器とするイチローらしい1本で神様に並んだ。2873安打はメジャー歴代42位タイ、1900年以降では38位タイとなった。

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