前エンゼルス左腕に辛辣NY紙が酷評の嵐「悪夢は続く」 ゲレーロJr.に42号被弾
ヒーニーは2点ビハインドの9回に登板、ゲレーロJr.に一発を浴びるなど2失点
■ブルージェイズ 6ー4 ヤンキース(日本時間10日・ニューヨーク)
ヤンキースは9日(日本時間10日)、本拠地でのブルージェイズ戦に4-6で敗れ、泥沼の6連敗を喫した。地元メディアは今季途中にエンゼルスから交換トレードで加入したアンドリュー・ヒーニー投手が9回に4番手で登板し、ゲレーロJr.に42号弾を浴びるなど駄目押しの2点を献上したことに言及。調子の上がらない左腕を「ヤンキースでの悪夢は続く」などと酷評している。
2点ビハインドの9回にマウンドに上がったヒーニーが“炎上”した。1死からゲレーロJr.に右中間へ42号ソロを、1死一塁からバレラに左中間適時二塁打を浴びた。ヤンキースはその裏に2点を返したものの及ばず、ホームでのブルージェイズ4連戦で4連敗。これで6連敗となった。
地元紙「ニューヨーク・ポスト」は「ヤンキースがブルージェイズに一蹴され、悲惨な連敗が続く」とのタイトルで詳報。ア東地区3位のヤンキースと同4位のブルージェイズのゲーム差は0.5に接近し、ワイルドカード2枠目争いが熾烈な争いになったことを伝えた。今季ヤンキースは同地区との直接対決で28勝36敗と大きく負け越している。
大谷翔平投手が所属するエンゼルスから7月の交換トレードで加入したヒーニーはヤンキースで9試合に登板して2勝2敗、防御率7.71と低迷。記事はゲレーロJr.に被弾したことに言及し、「アンドリュー・ヒーニーのヤンキースでの悪夢は続く」と酷評している。
地元メディア「ニュースデイ」も、ヤンキース移籍後に30回1/3を投げて11本塁打、今季トータルで124回1/3を投げて27本塁打を許していることを伝えた。
地元TV局「YESネットワーク」によると、ヒーニーについて問われたアーロン・ブーン監督は「選手全員の貢献が必要な試合もある。今週我々がどういう状況に直面しているかおわかりだろう?」と答えた。投手陣は8月30日(同31日)に救援のブリットンが肘の故障で60日間の負傷者リスト(IL)入り、5日(同6日)にはロアイシガが肩の故障で10日間のIL入りした。さらに、先発の一角タイヨンが足首の怪我で10日間のIL入りと故障者が続出。ヒーニーを登板させざるを得ないチーム状況であることを滲ませていた。
(Full-Count編集部)