大谷翔平、4戦ぶり弾は“弾丸”44号ソロ 103年ぶり2桁勝利&2桁HRへ先制弾
投球では初回ピンチも2019年新人王アルバレスを右飛斬り
■アストロズ ー エンゼルス(日本時間11日・ヒューストン)
エンゼルスの大谷翔平投手は10日(日本時間11日)、敵地・アストロズ戦で「2番・投手」で出場した。投打同時出場は18度目。初回の第1打席で4試合ぶりの44号本塁打を放ち、今季10勝目へ自ら援護した。初回の投球ではピンチを招いたものの、無失点で切り抜けた。
リアル二刀流で先制アーチをかけた。初回1死、左腕バルデスの内角シンカーをバットに乗せた。右翼席へ飛び込む両リーグ最多44号ソロ。リーグの本塁打王争いでは2位のブルージェイズ・ゲレーロJr.、ロイヤルズ・ペレスに2本差をつけた。打球速度114.7マイル(約184.6キロ)と速く、飛距離368フィート(約112.2メートル)、角度22度だった。
投球では初回先頭・アルトゥーベの右前打、ブレグマンの左前打で1死一、二塁のピンチを招いたが、アルバレスを右飛、コレアを三ゴロに抑えた。20球を投じてストライク13球。最速97.3マイル(約156.6キロ)だった。
投手として6月4日(同5日)の本拠地・マリナーズ戦から自身8連勝中だ。今季10勝目を挙げて、両リーグでは1918年ベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来103年ぶりとなる同一シーズン2桁勝利&2桁本塁打を達成するか注目が集まる。