大谷翔平は絶望的、ダルビッシュと秋山がつばぜり合い 日本人所属チームのPO争い
ア・ナ各リーグから5チームずつがプレーオフに進出
米大リーグのプレーオフ(PO)争いでは、13日(日本時間14日)にジャイアンツが一番乗りで進出を決めた。すでに各チーム残り20試合を切っており、日本人選手の所属するチームを中心に進出の可能性を占いたい。
ポストシーズンにはア、ナ各リーグごとに5チームが進出する、東、中、西の勝率1位チームと、ワイルドカード(WC)と呼ばれる各地区の勝率2位以下のうち、勝率上位の2チームだ。まずWCの2チームが1戦制のワイルドカードゲームを戦い、勝者が各地区優勝チームとのディビジョンシリーズ(5戦3勝制)へ、さらに勝つとリーグ優勝を賭けてチャンピオンシップシリーズ(7戦4勝制)を戦う。
ア・リーグ東地区で、澤村拓一投手の所属するレッドソックスは現在4位。残り16試合で首位のレイズから9ゲーム離されており、優勝は難しい情勢だ。ただWC争いではブルージェイズに続く2位をヤンキース、マリナーズと激しく争っている。
同中地区では前田健太投手の所属するツインズが最下位に沈んでいる。残り18試合で首位のホワイトソックスからは19.5ゲーム差とすでに優勝の可能性はなく、WC争いも17ゲーム差。来季の巻き返しを期すしかない。
同西地区では、菊池雄星投手の所属するマリナーズが台風の目だ。2001年を最後にポストシーズン進出から遠ざかっているが、地区2位につけている。残り18試合で首位アストロズから6.5ゲーム差、WC争いでは2位のヤンキースから2ゲーム差で、最後まで競り合いが続きそうだ。また大谷翔平投手のエンゼルスが4位、有原航平投手のレンジャーズは5位に沈み、進出は絶望的だ。
ナ・リーグ東地区ではブレーブスが首位を走り、2位フィリーズに4.5ゲーム差。中地区では秋山翔吾外野手のレッズがWC圏内の2位につける。筒香嘉智内野手のパイレーツはすでに進出の可能性がなく、来季に向けた戦いだ。
同西地区ではダルビッシュ有投手のパドレスが、首位ジャイアンツから19.5ゲーム差の3位。ただWC争いではレッズと0.5ゲーム差につける。すでに90勝しているジャイアンツとドジャースのうち、優勝できなかったほうがWCの1枠を占めるのは決定的で、最後の枠はパドレスとレッズの争いとなる可能性も高い。
(Full-Count編集部)