Aロッドの甥の豪快初アーチが話題に “スーパースター譲りの一撃”
マーリンズと契約したデュナンド、伯父は696発スラッガー
今オフ、主力を大量に放出するファイヤーセールで話題になったマーリンズで将来のスター候補が一発を放った。マーリンズは18日(日本時間19日)、ヤンキースとのオープン戦で5-8と敗れたが、この試合でかつてヤンキースなどで活躍した強打者アレックス・ロドリゲス氏の甥、ジョー・デュナンド内野手が鮮烈なソロホームランをマークした。
この日オープン戦4試合目の出場となった22歳の新鋭は8回に代打で登場。2死走者なしの場面で左腕ルブランから左翼へ本塁打を放った。昨季マイナーのルーキーリーグで1本塁打を記録しているが、オープン戦では自身初アーチとなった。
同選手は昨年のドラフト2巡目(全体51位)でマーリンズから指名を受けて契約。メジャー通算696本塁打を誇るAロッドの甥としても注目を浴びていた。この一発は現地でも話題となり、地元紙「マイアミ・ヘラルド」電子版でもこの本塁打を特集。「このベースボールのレジェンドの甥がマーリンズのヤンキースとのオープン戦でホームランを放つ」との見出しで伝えた。
記事では「アレックス・ロドリゲスはメジャー通算696本塁打を放った。彼の甥、ジョー・デュナンドはまだメジャーで一度もスイングしていないが、彼がその舞台にたどり着いた時に何が起きるのかを、日曜日に人々は垣間見たのかもしれない」とレポートした。
この豪快な一撃はマーリンズの公式ツイッターでも動画付きで紹介。「伯父のAロッドの一瞬の記憶」と伝え、スーパースター譲りの一撃と認めている。
マーリンズは昨季の本塁打王スタントンを筆頭にイエリッチ、オズナ、イチロー、ゴードンらを放出し、再建の真っただ中。ロドリゲス氏と同様、三塁手と遊撃手をこなすデュナンドは近い将来、メジャー昇格を果たし、マーリンズの救世主となれるだろうか。