大谷翔平とキング争うゲレーロJr.の目標は? 米殿堂入りの父から託された“夢”
ゲレーロJr.「父が僕に『50本塁打を打ってほしい』と言っていたんだ」
エンゼルス大谷翔平投手らと激烈な本塁打王争いを繰り広げるブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.内野手は13日(日本時間14日)の本拠地でのレイズ戦で45号を放ち、父ブラディミール・ゲレーロが2000年に記録したシーズン最多本塁打の44本を抜いた。レイズに所属する41歳のベテラン、ネルソン・クルーズ内野手は2人を比較し、Jr.の特長を語っている。また、ゲレーロJj.の個人的な目標は50本塁打到達であるとMLB公式サイトが伝えている。
ゲレーロは1996年から2011年までメジャーでプレーし、通算打率.318、2590安打、449本塁打をマーク。2018年に米野球殿堂入りを果たしたレジェンドだ。2010年にレンジャーズでゲレーロとチームメートだったクルーズはゲレーロと現在22歳のゲレーロJr.を比較し、次のように語っている。
「彼(ゲレーロJr.)は父親よりも辛抱強いと思う。よりストライクゾーンを分かっている。ゾーン外の球を振らないんだ。彼がしていることは本当に驚くべきことだよ」
父がエクスポズ(現ナショナルズ)在籍時の2000年に放った44本塁打を超えたゲレーロJr.は、照準を50本塁打に定めているようだ。「子どもの頃、父が引退した時から僕に『50本塁打を打ってほしい』と言っていたんだ。彼が『1度もできなかったことだから』って。だから、50本打つのは僕の個人的な目標なんだ」。
22歳以下での本塁打数としては、ジョー・ディマジオが1937年に記録したア・リーグ記録の46本にあと1本に迫っているゲレーロJr.。14日(同15日)のレイズ戦は4打数無安打に終わったが、145試合で45本塁打は50.3本塁打ペース。「怪我なくプレーできれば達成可能な範囲だ」と記事は伝えている。
(Full-Count編集部)