こんなの打てるわけない!? カーショーの驚愕カーブは「違法」「エゲツない」
パドレス戦で5回無失点8Kの快投、切れ味抜群のカーブをMLB公式も動画で紹介
ドジャースのメジャー最強左腕クレイトン・カーショー投手が18日(日本時間19日)、オープン戦のパドレス戦に先発し、5回5安打無失点8奪三振と快投した。同地区のパドレス打線を寄せつけない圧倒的なピッチング。特に、2回に空振り三振を奪った落差のあるカーブに驚愕の声が上がっており、MLBの公式ツイッターも動画を紹介している。
まさに圧巻の投球だった。カーショーは初回、2死からマイヤーズ、ピレラに連打を許すも、続くレンフローは三飛で無失点。2回も先頭ヘッドリーをヒットで出したが、ここから3者連続三振を奪った。3回は1死からホズマーに左前打を浴びたが、後続を断って無失点。4、5回も2三振ずつを奪い、無失点に抑えてマウンドを降りた。
オープン戦はこれまで5試合登板で防御率0.00。14回2/3を投げて1点も失っておらず、19奪三振4四球という成績を残している。つけ入るスキがない。
そして、この試合では「代名詞」に注目が集まった。2回1死からオースティン・ヘッジス捕手を空振り三振に斬って取ったカーブだ。カウント2-2から投じた1球は、大きな弧を描いて真ん中低めへ。右打者のヘッジスは切れ味抜群のボールに全く対応できずに空振りし、こんなの打てるわけないといった様子ですぐにダグアウトへと歩き始めた。
MLB公式ツイッターは、「クラシック・カーシュ」の一言にハッシュタグで「エゲツない」と添えて、この場面を動画で紹介。ファンからは絶賛の声が上がった。
「これは32州で違法だ」
「ベストの中のベスト!」
「史上最高のレフティー」
「間違いなくサイ・ヤング賞の有力候補になるだろう」
「エゲツない」
「球界でこれ以上に圧倒的な存在はいないだろう」
ファンも脱帽といった様子。カーショーのポストシーズンでの成績が、あまりにも圧倒的なレギュラーシーズンと比べて劣ることもあって「ただ、なんでプレーオフでこれができないんだ?」「ポストシーズンのためにとっておいてくれ」といった声もあった。ここ数年はレギュラーシーズンでの登板数が減っているためか、ポストシーズンでも快投を見せているが、30年ぶりの世界一へ向けてカーショーの10月の活躍が必要不可欠であることは間違いない。ナショナルズのマックス・シャーザー投手が最大のライバルとなる、ハイレベルなサイ・ヤング賞争いにも大きな注目が集まるところだ。