大谷翔平が“流し打ち”マルチ 指揮官は復調に手応え「素敵、調子がいい時の姿だ」
7回左前打&9回中前打で2試合ぶりマルチ、逆方向への安打は30試合ぶり
■アスレチックス 3ー1 エンゼルス(日本時間19日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は18日(日本時間19日)、敵地・アスレチックス戦で「3番・指名打者」で先発出場し、2試合ぶりのマルチ安打をマークした。7回の第3打席で左前打を放つと、9回の第4打席では左中間へ打ち返す中前打。試合には敗れたものの、ジョー・マドン監督は「素敵なことだ。あれこそまさに、彼が調子がいい時の姿だ」と称賛した。
久々の流し打ちだった。3点を追う7回先頭、2番手右腕・ゲラの91.7マイル(約147.6キロ)のフォーシームに反応。バットを折りながらも、シフトを破る左前打となった。9回先頭では左中間へ打ち返す中前打。今季36度目の複数安打をマークした。
44本塁打を放った10日(同11日)の敵地・アストロズ戦から7試合ノーアーチとなったが、復調の兆しを見せた。マドン監督は「打撃練習では(良い形が)できていたとしても、おそらくしっくり来るものがなかっただろう。(打撃を)調整するには時間がかかる時もある」と今後への手応えを口にした。
逆方向への安打は8月13日(同14日)の本拠地・アストロズ戦の8回に三塁への適時内野安打を放って以来30試合36日ぶりだった。19日(同20日)は今季10勝目をかけて先発マウンドに上がる。勝てば両リーグでは1918年ベーブ・ルース以来103年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」となるが、豪快なアーチも期待したくなる。