「これは打てない」打者は力なく見逃し… ダルビッシュが投じた「史上最高の変化球」
111.7キロのカーブに打席のアレナドは敢えなく見逃し…
■カージナルス 3ー2 パドレス(日本時間19日・セントルイス)
パドレスのダルビッシュ有投手は18日(日本時間19日)、敵地でのカージナルス戦で7回3安打9奪三振1四球無失点と好投した。リリーフ陣が追いつかれて白星は逃したものの、この試合で投じた111キロのスローカーブにファンは「これは打てない」と感嘆の声をあげている。
7回無失点の好投でカージナルス打線を封じ込めたダルビッシュ。ファンが注目したのは4回1死一、二塁でアレナドを見逃し三振に仕留めた1球だった。95マイル(約153キロ)前後のボールで追い込んでからの8球目。ダルビッシュが選んだのは、69.4マイル(約111.7キロ)のカーブだった。
緩急の効いたカーブにアレナドは手が出ず、見逃すしかなし。この1球を「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏が動画で紹介すると、ファンは「ダルビッシュの超スローカーブは、野球史上最高の変化球だと思ってる。このボールをもっとたくさん投げれば、サイ・ヤング賞獲れると思うんだけど」「これは打てない」「拍手」「えぐい」と喝采されていた。