有原航平、40人枠外れるもGMは残留期待 「ウェーバーをクリアして残ればチャンス」
ヤングGM「単にロースター枠によるもの。ブルペンがかなり手薄で今日は投手が必要」
レンジャーズは19日(日本時間20日)、有原航平投手をメジャー出場前提となる40人枠から外す手続きを行った。この日、ホワイトソックスとの試合後にクリス・ヤングGMが会見を行い「ウェーバーをクリアして球団に残れば来年、枠を狙うチャンスがある」と説明した。
この日に球団はコロナ関連の負傷者リストに入っていた先発右腕マイク・フォルタネビッチを復帰させた。ヤングGMはDFA(メジャー出場前提となる40人枠から外す措置)となった有原について「単にロースター枠によるものだ。ブルペンがかなり手薄になっていて、今日は投手が必要だった」と語った。
今後は他球団へのトレードやウェーバー公示にかけられての移籍、マイナー降格などの可能性もあるが「コウヘイがウェーバーをクリアして球団に残れば、ロースターにいるときと同じ状況だ。来年またスプリングトレーニングに来て、その枠を狙うチャンスがあるという点ではね」と残留に期待を込めていた。
他球団や有原自身の選択次第になるが「コウヘイには健康で完全なオフシーズンを送ってもらって、腕の筋力を取り戻し、より強くなってほしい。そして打者の手元での変化といった持ち前のボールのキレを取り戻してほしい。その状態になれば、彼と契約したときに私たちが期待していた投手になってくれるだろう」と話していた。
有原は5月下旬に右肩の動脈瘤手術を受け、1日(同2日)の本拠地・ロッキーズ戦で約4か月ぶりにメジャー復帰していた。今季はここまで10試合登板し、2勝4敗、防御率6.64の成績を残していた。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)