迷彩、国旗、ピンク、ブルー…MLBが今季スペシャルユニ5種類を発表
独立記念日のキャップのつばには米国憲法序文
MLB機構は19日(日本時間20日)、今季の祝日や特別イベントで着用するスペシャルユニホームを発表した。スペシャルユニを着用するのは、ジャッキー・ロビンソン・デー(4月15日)、母の日(5月13日)、メモリアルデー(戦没将兵追悼記念日・5月28日)、父の日(6月17日)、米国独立記念日(7月4日)の5日。この日に着用したユニホームはチャリティーオークションに出品され、収益金はすべて、ジャッキー・ロビンソン基金、乳がん啓発キャンペーンを主導する団体スーザン・G・コーメン、前立腺がん基金、スタンドアップ2キャンサー、MLBチャリティといった慈善事業に寄付される。
メジャー初のアフリカ系アメリカ人選手となり、人種の壁を壊したジャッキー・ロビンソンを称え、4月15日はメジャー全球団で永久欠番となっている「42」をベンチ入りする監督、コーチ、選手全員が着用する。同時に、今季は黒地にグレーと白のストライプと、青い丸に白地で「42」とデザインされたロゴが入ったソックスを着用するという。メモリアルデーにもカモフラージュ柄の特別ソックスを着用する。
母の日にはキャップとソックスにピンクが用いられ、父の日には同じくキャップとソックスにベイビーブルーが用いられる。
メジャーならでは、と思わせるのは、やはり米国独立記念日だろう。この日は、ユニホームの胸のロゴと背番号にアメリカ国旗の模様が使われ、キャップのつばには「We the People(我ら人民)」というアメリカ合衆国憲法前文に登場する言葉が記されている。MLB公式サイトの人気コーナー「Cut4」によれば、カナダのトロントに拠点を置くブルージェイズの場合、この日のキャップのつばには「CANADA」の文字が施されるそうだ。
チャリティと啓発活動の意味合いも多分に含んだスペシャルユニが、今年もファンの目を楽しませてくれそうだ。