西武・森が先発救う強肩スロー 素手キャッチから二塁へ剛速球で併殺完成
3回と4回に二塁へ2度の好スロー
西武の森友哉捕手が20日、本拠地でのロッテ戦で強肩で魅せた。走者を出した後に見せた2度の完璧スローイングで、マウンド上の先発・十亀を救った。
まずは0-0で迎えた3回1死一塁の場面。一塁には左翼へヒットを放った田村がいた。打席に迎えた平沢をカウント2-2とした後の6球目。エンドランを見破ると、外角へ大きく外すシュートで空振り三振を奪うと、すかさず二塁へ完璧なスローイングを見せ、一塁走者の田村を刺した。
さらに4回。先頭の加藤を四球で歩かせると、続く菅野が試みたバントが本塁付近で大きくバウンド。失敗を見逃さなかった森は、素速くマスクを脱ぎ取り、素手で掴んで二塁へ送球。捕-遊-二の併殺プレーが完成した。
捕手として期待されながらも、2015年から主にDH出場が増え、昨季までの4シーズンで324試合に出場したが、捕手としての出場は通算62試合にとどまっている。今季は捕手としての出場機会を増やすべく、オフにはオーストラリアでウインターリーグに参加。7試合に捕手出場し、再び感覚を研ぎ澄ませてきた。
元々定評のある強肩を生かして、捕手・森友哉のアピールを続けたい。
(Full-Count編集部)