新たな野球観戦法の創出へパ・リーグが球界初の試み、その成果は?
プロ野球界初の「ハッカソン」開催、今後「真剣に検討」されるアイデアとは
野球人気の拡大を目指すパ・リーグが今月16、17日の2日間、都内でプロ野球初となる「ハッカソン」を開催した。ハッカソンとは「Hack(ハック)」と「Marathon(マラソン)」を組み合わせた造語で、プログラマーやデザイナーらが数名のチームに分かれて新しいサービス等のアイデアを出し合い、開発を競い合うイベント。今回は富士通、富士通総研、スノウロビン、パ・リーグ6球団が共同で設立したパシフィックリーグマーケティング(PLM)が主催となり、「パパパ パッカソン」と題して実施した。
野球の新しい楽しさを創る、新しいファンを創る、新しい価値を創るという3つの目的を掲げたイベントには40人を超えるエンジニアやデザイナーらが集結。「野球の新しい観戦スタイルを考える」をテーマに新たなサービスを模索した。
各自がアイデアを出し合う「アイデア千本ノック」から始まり、様々なプログラムを経て各自の案をブラッシュアップ。最後は10人まで絞り込んだアイデアオーナーのもとグループ分けし、開発作業、プレゼンテーションへと移った。
最終的に出揃ったサービス内容は多岐にわたり、球場に友人を連れて行くと特典がもらえるチケットサービス「みんなでチケット」&試合途中で解説をしてくれるコーチアプリ「誰でもコーチ」、次の1球を投手がどこに投げるかをユーザーが予想するアプリ「1Q」などが発表された。