35歳捕手の“ハッスルプレー”が話題に ネットに突っ込む好捕に会場拍手
味方投手「我々は逆境と戦わなければいけない時もある」
ブルージェイズのラッセル・マーティン捕手が20日(日本時間21日)のオープン戦で見せた“ハッスルプレー”が話題となっている。
フィリーズ戦の2回の守備だった。35歳のベテラン捕手は先頭のヘレーラが打ち上げたファールフライを追うと、三塁側の相手ダグアウトの目の前にあった防球ネットに突っ込みながら打球を好捕。一度は相手チームの選手らに支えられながら立ち上がったが、ネットが足に絡んで再び倒れ込んだ。この果敢なプレーには観客や味方ベンチから拍手が送られた。
このプレーは現地でも話題となっており、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」でも「ラッセル・マーティンとネットの対決は、マーティンが辛うじて勝利」との見出しで特集。「マーティンは立ち上がろうとするも、ネットが再び彼を転倒させた。さらに彼の頭を叩くように倒れてきた」とレポートし、マウンドにいたエストラーダが「我々は逆境と戦わなければいけない時もあるんだな、と思ったよ。あれ(ネット)はスプリングトレーニング中はいたるところにあるんだ。コーチたちは選手を間近で見ようとするからね。いいプレーだったよ」とユーモアを交えて称えている。