2014年に飛躍を期待したいプレーヤー 巨人・辻東倫
高校通算35本塁打の長打力
巨人の辻東倫(つじ・はるとも)内野手(19)の評価が高い。来年、高卒2年目を迎える右投左打のスラッガータイプのバッターである。
強肩を生かすため、ポジションはショート。坂本勇人に次ぐ遊撃手として期待されている。右足を高く上げてタイミングを取り、広角に打てる様は、先輩の高橋由伸に通じるところがある。このオフは、その高橋にお願いをして自主トレーニングで野球の技術を学ぶという。
三重・菰野(こもの)高校から2012年ドラフト3位で入団した。高校通算は35本塁打を放った。プロ1年目は怪我などもあり、理想通りとはいかなかった。まだまだ未完成の選手であるため、2014年にいきなり大ブレークとはいかないだろう。とはいえ、近い将来の巨人の主軸を担う可能性は十分だ。
1軍未出場にも関わらず背番号が93番から65番に若く変更になったことからも、球団の期待の高さがうかがえる。2014年では初の1軍のチャンスをつかみ、ブレークのきっかけにしてもらいたい。それだけの素質は持っている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count