1ミリの無駄もないドンピシャ併殺に米騒然 ファン驚愕「ヤバイイイイイ」
二塁手はチームの“希望の星”、有望株のキンガリー
メジャーで驚愕の併殺プレーが飛び出した。20日(日本時間21日)にフロリダ州クリアウォーターで行われたブルージェイズとの一戦で、フィリーズの内野陣が魅せた。
フィリーズの2点リードで迎えた6回表。フィリーズ中継ぎのモーガンは1死一、三塁という失点危機を呼んだ。単打で1点差、長打が出れば同点という場面で打席に迎えたのは、強打の3番ソラルテ。2ストライクまで追い込むも、外角スライダーを三塁線へ運ばれた。あわや打球がレフトへ抜けるかと思った瞬間、三塁手フロリモンが果敢にダイビングキャッチ。腹ばいに着地すると、即座に起き上がって二塁へ矢のような送球を送った。これはベースカバーに入った二塁キンガリーの胸元にきっちり届くドンピシャ送球。すると、キンガリーは間髪入れずに90度の直角ターンで一塁へ転送。これまたストライク送球で見事併殺を完成させた。
まるで教科書に出てくるような、全く無駄のない華麗な併殺プレーに、試合を中継した「NBCスポーツ」の実況も解説も興奮を隠せず。「なんてプレーだ! ワオッ! これは大きな併殺プレーだ!」と驚きの声を上げた。
MLB公式ツイッターが「このフィリーズ併殺プレーはスペシャルだ」と言葉を添えて動画を公開すると、ファンもこれに反応。「えげつない!」「ワオッ!」「ヤバイイイイイ」など興奮のコメントを残した。さらに、このプレーで二塁ベースカバーに入ったキンガリーは、MLB公式サイトが選ぶ「プロスペクト上位100人」の中で35位に入る逸材で開幕ロースター入りの可能性もある希望の星。「キンガリー!!!」と願いを込めたコメントを残すファンもいた。
近年はチームが再建モードとあり、5年連続で負け越したフィリーズ。FA市場の目玉だったジェイク・アリエッタが先発ローテに加わった今季は、若手有望株の成長も見られるなど、ファンにとって明るいシーズンとなりそうだ。