大谷翔平がマウンドで見せた「一流の行い」 “誤審”後の態度が「シンプルで謙虚だ」
高めの直球への判定に一瞬怪訝な表情も、すぐにうなずいた
■マリナーズ 5ー1 エンゼルス(日本時間27日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地でのマリナーズ戦に「2番・投手」で出場。7回5安打10奪三振1失点と好投したが、打線の援護に恵まれず10勝目はお預けとなった。7回の投球では、テレビ中継で表示されるストライクゾーン枠内を通過した直球をボールとされたが、右腕は納得の様子で判定を受け止めた。ファンは「シンプルで謙虚だ」と称賛している。
1点リードの7回、先頭のフレーリーに対してカウント0-1から投じた96.6マイル(約155キロ)は高めのストライクに見えたが、判定はボール。カート・スズキ捕手は思わず球審を振り返るほどで、大谷もやや怪訝な表情で右腕を前に突き出した。しかしその直後、大谷はうなずきながら納得した様子で次の投球の準備に入った。
「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏は自身のツイッターに「ショウヘイはとても礼儀正しい」と記し、ロボットの絵文字を付けて動画を投稿。同氏は誤審のようにも見える動画については“ロボット審判”を望む意味も込めてこの絵文字をよく付けるとされる。
この動画にファンは反応。「一流の行いだ。こういうのがもっと必要だ」「なんて男だ」「この男はシンプルで謙虚だ」と称賛の声が並んだ。一方で「文字通り全ての投手がこれをするよ」との指摘も。この打席でフレーリーはストライクゾーン枠外の変化球をストライクと判定され見逃し三振に倒れており、「球審が埋め合わせをした」といった投稿もあった。