鷹・松田宣浩、史上44人目の通算300本塁打 球団では松中、小久保らに次ぎ5人目
ソフトバンクでの300本塁打達成は史上5人目となる
■ソフトバンク ー 西武(29日・PayPayドーム)
ソフトバンクの松田宣浩内野手が史上44人目の通算300本塁打を達成した。29日に本拠地・PayPayドームで行われた西武戦に「5番・三塁」でスタメン出場すると、3回の第3打席で13号2ランを放ち、節目の一発となった。
3回、2点を追加して、なおも2死一塁のチャンスで打席に立った松田。西武先発・浜屋のボールを捉えると、高々と舞い上がった打球は左翼ホームランテラス席に飛び込んだ。ダイヤモンドを一周すると、恒例の「熱男」ポーズ。さらに、指で「300」と作り、ファンを沸かせていた。
節目の一発を放った松田は球団を通じて「打ったのは真っ直ぐです。1打席目にチャンスで凡退してしまい、再びのチャンスだったので、繋ぐ意識で打席に入りました。300号HRは僕らしいテラスまで運んだホームランとなりました。とにかく大きい追加点となって良かったです。このあともチームの力になっていくだけです」とコメントした。
中京高、亜大を経て2005年の希望入団枠でソフトバンクに入団した松田。ルーキーイヤーから62試合に出場すると、3年目の2008年にはレギュラーに定着。2015年に自身最多の35本塁打を放つなど、昨季まで8年連続2桁本塁打を放ち、プロ16年目での通算300本塁打達成となった。
ソフトバンク(前身の南海、ダイエー含む)での300本塁打達成は野村克也(645本)、門田博光(503本)、松中信彦(352本)、小久保裕紀(319本)に次いで、球団史上5人目となる。