ア・リーグのワイルドカードはヤンキース&Rソックスに マリナーズ20年ぶりPO進出ならず
91勝70敗だったヤンキースとレッドソックスは共に勝利
MLBは3日(日本時間4日)、今季のレギュラーシーズン最終戦が行われ、4チームに可能性の残っていたア・リーグのワイルドカード争いは東地区のレッドソックスとヤンキースが制し、プレーオフ進出を決めた。
レッドソックスとヤンキースが91勝70敗、マリナーズとブルージェイズが90勝71敗で迎えたレギュラーシーズン最終戦。まずプレーオフへの切符を掴んだのはヤンキース。レイズとの一戦は両チーム無得点のまま9回に突入すると、1死満塁のチャンスでジャッジが投手強襲のサヨナラ内野安打を放ち、劇的勝利。92勝70敗として、ワイルドカードの1枠を掴んだ。
ヤンキースと並んでいたレッドソックスは敵地でのナショナルズ戦で逆転勝ち。5回までに4点のビハインドを背負ったものの、7回にデバース、ベルドゥーゴの適時打で同点に。9回には相手のエラーで出塁したシュワーバーを一塁に置き、デバースがバックスクリーンに飛び込む38号2ランを放ち、勝ち越しに成功。このまま逃げ切り、プレーオフ進出を決めた。
大谷と熾烈な本塁打王争いを繰り広げたゲレーロJr.の在籍するブルージェイズは本拠地でオリオールズに大勝。初回にスプリンガーのソロなどで3点を先制すると、2回にはゲレーロJr.がロイヤルズのペレスに並ぶ48号2ランを放って加点。その後も得点を加えて12-4で圧勝したが、レッドソックス、ヤンキースが共に勝ったため、プレーオフ進出はならず。
マリナーズは本拠地で大谷翔平投手の在籍するエンゼルスに敗戦。初回、大谷に46号先頭打者弾を浴びて先制点を献上すると、投手陣が7失点。2回1死二塁、5回2死三塁で迎えた大谷を2度、申告敬遠で歩かせたものの、リードを許す展開に。ヤンキース、レッドソックスが勝ち、試合終了を待たずして20年ぶりのプレーオフ進出を逃した。