映画「マネーボール」の主人公GMが田中獲りへ?

田中獲得にアスレチックスが急浮上

 すでにポスティングが開始された楽天の田中将大投手にはヤンキース、ドジャースら様々な球団が新天地候補として挙がっているが、ここにきてアスレチックスがダークホースに急浮上しているという。

 ニューヨークデイリーニュース紙によると、ストーブリーグ最大の目玉となった田中争奪戦について、あるメジャー球団幹部がこう語ったという。

「オークランド(アスレチックス)に注意しなければいけない。彼らは他の競合クラブ同様に資金力もある。セスペデスを獲得したように国際的な大物選手を獲得する傾向にある。5年前の(キューバ出身のレッズ左腕)アロルディス・チャップマンの争奪戦ではレッズに次いで、条件面では2番だったんだ」

 映画化された小説「マネーボール」の主人公、ビリー・ビーンGMが辣腕を振るうアスレチックスがこれまで田中獲得に関して、あまりメディアを騒がせることはなかったが、このインサイダーの証言により、動向が見逃せない球団となった。

 確かにこのコメントの通り、ビーンGMは近年の補強に関して米国外にその視線を移している。2012年にはキューバ出身のヨエニス・セスペデス外野手を獲得。亡命キューバ選手として史上最高額の4年契約3600万ドルだった。

 昨季ア・リーグ96勝66敗で西地区首位となりながら、プレーオフで敗退したアスレチック。電撃的な田中獲得が実現するのなら、実績の乏しい若手中心の先発ローテーションを一気に強化できるはずだ。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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