2度目の戦力外・DeNA中井大介が現役引退をSNSで発表「自分の取り組みに後悔なく」
通算505試合出場「実力が及ばなかったと素直に受け止め…」
DeNAから5日に戦力外通告を受けた中井大介内野手が8日、自身のインスタグラムで現役引退の意向を明らかにした。2018年に巨人を戦力外となり、DeNAで3シーズン。「今シーズンはチームに何も貢献はできませんでしたが、自分の取り組みに対しては後悔などはなく、実力が及ばなかったと素直に受け止め、引退という選択をしようと決めました」と綴った。
中井は2007年の高校生ドラフト3巡目で宇治山田商から巨人に入団。2年目の2009年に1軍デビューし、2015年には巨人の第83代目の4番を務めた。2017年にはキャリア最多となる90試合に出場するも、在籍11年で戦力外に。トライアウトをへてDeNAに加入し、代打の切り札などとして存在感を示した時期もあった。
中井は投稿で「先日メディア等で報道があった通り、10月5日に二度目の戦力外通告を通達されました」と報告。再起を果たした2年間について「2018年に一度目の戦力外を経験し、ベイスターズにもう一度選手としてプレーするチャンスをいただいた時に、次こういう日を迎えるまで、一シーズン、目の前の一試合にベストを尽くせるよう、オフシーズンであったり日々の取り組みを見直し、取り組んできたつもりです」と語った。
通算505試合出場で打率.243、16本塁打、65打点。プロ生活を振り返り「14年間で成績の部分では大きなものを残すことはできませんでしたが、この世界でしか経験出来ない事や、この世界でしか出会いない方々、そしてファンの皆様からの大きな声援、全てから力を貰い、支えられ、14年間プレーできた事、本当に感謝しかありません」とも。今後については「まだはっきりと決まっていませんが、どんな道に進んでもこの世界で得たものを活かしつつ、新たな勉強もしつつ、自分らしく歩んでいきたいなと思っています」と前を向いた。