鷹・工藤監督「いい姿を見せられるように…」 9年ぶり8連敗で10日にも連覇完全消滅
「ファンの皆さんにこのままの姿をずっと見せるのは絶対に良くない」
■オリックス 6ー2 ソフトバンク(9日・PayPayドーム)
ソフトバンクは9日、本拠地PayPayドームで行われたオリックス戦に2-6で敗れ、2012年以来、9年ぶりの8連敗を喫した。4回にモヤの2ランで先制を許すと、オリックス先発・山本の前に6安打で2点止まり。10月未勝利は続き、10日にも連覇の可能性が消滅する。
先発の笠谷は3回まで無失点に抑えるも、4回にモヤに先制2ランを被弾。6回には2死一、三塁で安達とモヤにダブルスチールを仕掛けられて1点を失った。8回には甲斐野がモヤにこの日2本目のソロ、若月にはランニング2点本塁打を許して3点を奪われた。
打線も“天敵”山本の前に2点止まり。5回に中村晃がソロ、7回には松田の併殺崩れ間に1点を返したものの、右腕を攻略するまでには至らず。工藤公康監督が就任してからでは初めての8連敗。3位楽天との差は6.5ゲーム差となり、クライマックスシリーズ進出も絶望的な状況になった。
敗戦後の工藤監督も言葉にも力強さはなく「残りまだ11試合あるんで、ファンの皆さんにこのままの姿をずっと見せるのは絶対に良くない。しっかりいい姿を見せられるようにやっていきたい」とコメント。最後の最後まで戦う姿勢を見せることを誓っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)