メジャー守護神候補に日本人投手2人 MLB公式サイトが平野、牧田を選出

共にMLB初年度を迎えるパドレス・牧田とダイヤモンドバックス・平野【写真:Getty Images】
共にMLB初年度を迎えるパドレス・牧田とダイヤモンドバックス・平野【写真:Getty Images】

平野は他2投手と守護神争い、牧田は代役候補

 今季開幕が間近に迫る中、各チームではレギュラー枠が続々と確定している。野手レギュラー陣、先発ローテに加え、開幕前に決めておきたいのが守護神だ。MLB公式サイトでは「全30守護神を巡る最新状況」と題した特集記事を展開。守護神候補として、日本人2投手の名前が挙げられた。

 日本人2投手とは、今季海を渡ったダイヤモンドバックス平野佳寿投手とパドレス牧田和久投手だ。メジャー1年目だが、日本では十分経験を積んだ2人が候補となっている。

 ダイヤモンドバックスは、開幕を前に3投手がクローザーの座を争っているという。ブラッド・ボックスバーガー、アーチー・ブラッドリー、そして平野だ。最もメジャー経験があるのは、2015年にレイズで41セーブを挙げたボッグスバーガーだが、記事では「ヒラノは日本での8シーズンで156セーブを記録し、最も経験のある投手」と評価。昨年63試合に投げて防御率1.73という好成績を残したブラッドリーも一歩も譲らず。守護神争いに敗れた2人はセットアッパーとしてチームを盛り立てることになる。

 パドレスは、昨季守護神として21セーブを記録したブラッド・ハンドが続投する予定だが、記事によれば「パドレスは、マッチアップによっては彼を9回以前に使うこともあると言っている」そうだ。その場合の守護神候補として名前が挙がるのが、カービー・イエーツ、クレイグ・スタメン、そして牧田だ。牧田はオープン戦では6試合に登板し、最近3試合を含む4戦で無失点、他の2戦も1失点で抑えている。首脳陣からの評価も上々で、場合によっては9回のマウンドに上がる可能性は十分だ。

 最近の日本人投手では、今季から巨人に復帰した上原浩治投手がレッドソックスの守護神として2013年ワールドシリーズの胴上げ投手となった。平野、牧田も9回のマウンドで歓喜を味わうことはできるのだろうか。

(Full-Count編集部)

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