「アレは我慢ならなかった」スタントンが明かす古巣で嫌いだったモノとは…
賛否両論呼ぶ「ホームラン・スカルプチャー」
オフにマーリンズから電撃トレードでヤンキースへ移籍したジャンカルロ・スタントン外野手。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」電子版の特集記事によれば、マーリンズの新オーナーとなったデレク・ジーター氏とは「目も合わせない仲」だというが、1つだけ意見が一致していることがあるという。それはマーリンズ本拠地にある巨大な「ホームラン・スカルプチャーが嫌い」ということだ。
マーリンズの本拠地マーリンズパークは、ラテン色が強い土地柄もあってか球場は黄緑やオレンジなど鮮やかな配色で彩られている。ホーム裏の壁には水槽が取り付けられるなど、他の球場にはない趣向が満載。そのうちの1つが、センター後方にそびえる「ホームラン・スカルプチャー」と呼ばれる物体だ。
美術商が本業の前オーナーが知人のアーティストに頼んで作らせたもので、マーリンズの選手がホームランを打つと、球団名にもなっているマカジキ(マーリン)やフラミンゴなどが描かれたオブジェが、まるで遊園地のアトラクションのように動く。これは球場が建設された当初から賛否両論を呼んだが、伝統のヤンキースタジアムを本拠地とすることになったスタントンは「あのスカルプチャーには我慢ならない」と衝撃の告白をしたという。
「一度だって好きになったことはない。ジーターが取り壊すことを願うよ。彼はそうしたいって言ってたからね。そう願うよ。アレがあるおかげで球場がサーカスに見える。俺たちがメインアトラクションみたいにね」
思わぬところで意見の一致をみた2人。もしジーターが撤去に成功したら、2人の距離は少しだけ縮まるかもしれない!?
(Full-Count編集部)