巨人ドラ2山田龍聖、指名直後に延長18回の死闘 力投も決勝ソロ被弾で敗戦投手に

9回からリリーフ登板し、9回1/3を投げたJR東日本・山田龍聖【写真:羽鳥慶太】
9回からリリーフ登板し、9回1/3を投げたJR東日本・山田龍聖【写真:羽鳥慶太】

9回からリリーフ登板し9回1/3、3安打10奪三振の力投も一発に泣く

 2021年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」で巨人から2位指名を受けたJR東日本の山田龍聖投手が11日、神宮球場で行われた都市対抗野球の東京地区第3代表決定戦に9回からリリーフ登板。延長18回に勝ち越しソロを浴びて、3-4で敗れた。

 最速153キロ左腕の山田は、セガサミーとの大一番でブルペンスタート。出番が訪れたのはドラフト指名から約2時間20分後、3-3の同点で迎えた9回だった。登板直後こそ制球が定まらず、先頭打者に四球を与えたものの、後続をスリーバント失敗と二ゴロ併殺に打ち取り無失点。上々の発進を見せた。

 この日は最速149キロを叩き出した自慢の直球は威力抜群で、相手ベンチから出た「ジャイアンツ!」というヤジも実力で黙らせた。1球ごとに雄叫びを上げるいつものスタイルで、アウトを積み上げた。16回1死、植田に左前へポトリと落ちる安打を許すまで無安打投球を続けた。

 延長17回には2死から本間に中越え三塁打を許し、続く平田にも四球を与えるピンチを招くも無失点。だが、延長18回1死走者なしから植田に左翼席へ痛恨のソロを浴びた。その裏、JR東日本は無得点に終わり、試合時間5時間18分の激闘に敗れた。

(羽鳥慶太 / Keita Hatori)

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