投手か野手か、それとも二刀流挑戦か― 高校・大学にいる2人の来秋ドラ1候補
ドラフト1位候補と呼び声の高い、京都国際・森下、日体大・矢澤
今年も「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が11日、都内のホテルで開催され、支配下登録77人、育成選手51人が指名を受けた。来秋のドラフト候補の中には、投手でも野手でも高い能力を示す選手がいる。各球団がどちらで育成をするか、それとも二刀流挑戦か、に注目が集まる。
高校生の注目は京都国際の森下瑠大投手。今夏の甲子園で初出場の同校ベスト4進出の立役者となった。3回戦の二松学舎大付戦(東東京)では延長10回を1人で投げ抜き、12奪三振、4失点で完投。バットの方では大会第20号ソロを放ち、延長10回に試合を決める三塁打を左翼へ放った。左投左打、投打に非凡なセンスを持ち、スカウトからの注目を集める。新チームで京都大会を勝ち進み、秋季近畿大会の出場も決めている。
大学生では日体大の二刀流、矢澤宏太投手(3年=藤嶺藤沢)の評価が高い。DH制を敷くリーグ戦でDHを解除し、「4番・投手」でスタメン出場するなど、投打の軸としてチームを牽引している。こちらも森下同様、左投左打で、首都大学リーグの開幕・帝京大戦で自己最速150キロをマーク。9回2安打無失点、11奪三振で完封勝ち。敵将が「きょうの矢澤くんはどこも打てませんよ」とコメントするなど、お手上げ状態だった。1年の時から外野手で定位置を獲得。2年時にはベストナインを獲得。フルスイングが魅力で、リーグ戦でも本塁打をマーク。走・攻・守の3拍子が揃った選手だ。
両選手は投手、野手に高いレベルにおり、早くもスカウトからはドラフト1位候補の名前にあがっている。他にも有望選手が各世代におり、アマチュア野球から目が離せない。
(Full-Count編集部)