イチローに頭部死球、元DeNA左腕「やばいという感じ」「彼はイチローなんだ…」

マリナーズ・イチロー【写真:田口有史】
マリナーズ・イチロー【写真:田口有史】

イチロー頭部死球も相手投手に「内角投げ続けて」

 マリナーズのイチロー外野手が23日(日本時間24日)、レンジャーズ傘下のマイナーとの練習試合で頭部死球を受けて退場した。一時会場は騒然となったが、イチローの現状は「良好」とされており、24日(同25日)以降の状態をチェックする見通し。その中で、イチローに死球を与えた元DeNAのブランドン・マン投手が「『やばい』という感じだった」と語りつつ、イチローの気遣いに感謝している。地元紙「ニュース・トリビューン」電子版が伝えている。 

 同紙は「タコマ出身投手がマリナーズのスターに頭部死球を与える、イチローは『良好』」との見出しでこの日のアクシデントを速報。ブランドンがイチローに心酔して育ってきたこと、対戦が実現することを想像もしていなかったことなどを紹介し、左腕が「僕はただ“やばい”という感じだった」、「イチローなんだ、分かるだろ。彼はイチローなんだ」と語ったことを伝えている。 

 またブランドンによると、イチローは問題ない様子で、自身に対して「これで君の投球に影響を与えたくはない。内角に投げ続けてほしい」と語ったという。これに対してブランドンは「ありがたく思う」と感謝し、「ケン・グリフィーJrに心酔して育ってきたんだ。それからイチローだった。彼は最高だよ」と語っている。 

 一方、同紙によるとネクストバッターズサークルにいたリオン・ヒーリーは「イチローはホームプレート付近で手当を受けていた時、みんなを笑わせようとしていたよ」と語ったという。 

 アクシデントに遭いながらも周囲への気遣いを忘れないイチロー。その心遣いに相手投手も救われたようだ。

【動画】グラウンドは一時騒然… イチローが頭部に死球を受ける瞬間の様子

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY