現役最後の打席でまさかの結末に… 中日・藤井、驚き隠せない表情もすぐに笑顔
「1番・右翼」でスタメン、スタンドどよめく“最後の打席”
■中日 ー ヤクルト(13日・バンテリンドーム)
今季限りでの引退を表明した中日の藤井淳志外野手が13日、バンテリンドームでのヤクルト戦に「1番・右翼」でスタメン出場した。初回先頭で迎えた現役最後の打席は、自身も驚きを隠せないまさかの結末に。これにはファンも「ワーオ って言ってるな」「めっちゃいい球」と注目しつつ、最後の勇姿を目に焼き付けた。
初回の守備から万感の表情を見せていた藤井。まずは同じく今季で引退する山井が先発して打者ひとりを空振り三振に仕留めた。ドーム全体が惜別ムードになる中、藤井が最後の打席へ。2球ファウルとなって追い込まれた後、外角いっぱいに来た3球目の149キロ直球に手を出さず。ボールと判断したようだったが、結果はストライク。見逃し三振に、思わず「わーお!」と声を上げながら驚いた。
よもやの終止符にスタンドはどよめいたが、すぐさま温かい拍手に。藤井も笑顔に切り替え、ベンチに戻った。この場面を「DAZN」の公式ツイッターが動画で公開すると、ファンからは「引退打席が見逃し三振というのも珍しい」「サイスニード厳しいところに投げすぎや」などとコメントが寄せられた。