東大出身ルーキー、ハム宮台がプロ初登板で1回零封 栗山監督「いち早く確認」
宮台が2軍戦で1回零封、栗山監督「彼は素晴らしい」
日本ハムの東大出身ルーキー・宮台康平投手が24日、イースタン・リーグDeNA戦(鎌ケ谷)で“プロデビュー”を果たした。2月上旬に腰を痛めて出遅れていたが、1イニングを1安打無失点と上々のスタートを切った。
6回に2番手としてマウンドへ上がると、左キラーぶりを発揮した。対戦した打者4人はいずれも左打者。9番の百瀬にいきなり3ボールとしても慌てなかった。フルカウントにすると、最後は141キロ低め直球で空振り三振に仕留めた。続く1番の石川は125キロスライダーで見逃し三振。2番の関根に左前打を許したものの、3番の荒波は内角直球でつまらせて三ゴロに打ち取った。
札幌ドームで結果報告を受けた栗山英樹監督は「良かったね。この間、鎌ケ谷でいろいろな話をした。普通の人とは違う疑問とかいろんなことを感じているはずだけど、その辺の整理もついていたし、彼は素晴らしいよ」とうれしそうだった。
現在、中継ぎ投手陣は競争を繰り広げ、開幕1軍メンバーは固まっていない。「下で投げているピッチャーの状況はいち早く確認している。今日も試合が終わってすぐに。宮台がいいのはわかっているし、(23日に登板した)北浦も良かった。こっちは先入観なくいい者を使うというだけ」と指揮官は開幕1軍の可能性にも触れた。
24日に開催された日本ハム対ヤクルトのオープン戦、ハイライト動画(視聴可能期間:3月24日~4月23日)
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)