松坂大輔、最初も最後も日本ハム戦 敵ベンチへの計らいに「人柄素晴らしい」
“大輔”の名前の由来は日本ハム・荒木投手コーチ
■西武 ー 日本ハム(19日・メットライフ)
西武の松坂大輔投手が19日の日本ハム戦で引退登板を果たした。降板後は相手ベンチ前まで行き一礼。その姿にファンは「感動した」「侍ですね」「投球だけでなく、人柄としても素晴らしい人なんだなと改めて感じさせられました」と感動の言葉を寄せている。
打者1人に対したラストマウンドの相手は横浜高の後輩にあたる近藤だった。カウント3-1から最後は116キロが外れて四球。それでも“平成の怪物”は最後まで笑顔だった。
「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルが「松坂大輔の“最後の勇姿”『力を尽くした全5球』」と題して最後のマウンドを紹介。松坂のプロ初登板は日本ハム戦、さらに相手ベンチでは自身の名前の由来になった荒木大輔投手コーチが見つめていた。ファンは「最後の相手が横浜高校の後輩の近藤選手っていうのもなんかじーんとくる」「初登板もファイターズ、最終登板もファイターズ。これも何かの縁ですね」「日ハムベンチに挨拶しに行った時、名前の由来となった現・日ハムコーチ荒木大輔がいるのたまらんな」と“運命の巡り合わせ”を喜ぶ声が続出していた。